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ZAISO HISTORY 24

新規事業 森林企画開発

[伐採期を迎えた山林]

伐採期を迎えた山林

  • [皆伐]

    皆伐

  • [植林]

    植林

 第2次世界大戦中の過剰伐採により日本の森林は荒廃したが、戦後に植林・拡大造林が進められた。その森林が、現在伐採に適した時期を迎えている。その間に、国産材の価格低下、国産材流通量の減少、林業の衰退など日本の森林を取り巻く状況は大きく変化している。蓄積する資源を生かすだけでなく、風水害の防止など日本の国土保全の面からも国産材利用拡大が求められている。
 材惣事務所では戦前に開始された山林事業により、三重県などに山林を所有している。これらの山林も伐採期を迎えており、当社は国産材事業への展開を視野に入れ、平成26(2014)年7月、「国産材流通部」を新設した。27年(2015)年11月からは「国産材部・森林企画開発チーム」と改めた。


 事業の特徴は、すべて立木のうちに売買単価を決め、顧客のニーズに合わせて造材を行い、木材市場いちばを通さずに直接買い手に渡す直送方式をとっていることである。主な顧客は商社経由で合板会社、製材工場、木材会社、バイオマス発電工場などである。今後の事業展開は、グループ林の伐採だけでなく森林組合の請負、他社からの依頼による伐採(皆伐と間伐)、集材、搬出から販売、植林までを一貫して行うことである。