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ZAISO HISTORY 01

初代惣兵衛

[男紋][女紋]
堀川筋材木町に店を構える

 材惣の創業について、初代惣兵衛は元禄13(1700)年に知多半島の寺本村より移り、名古屋元材木町に家屋敷を購入してそこに住んだ、と『鈴木鹿山傳』(*)に記されている。しかし、元禄6(1693)年以前に下材木町に住んでいたことが分かる記録が、菩提寺の光明院に残されている。そのため言い伝えでは、元禄3(1690)年から材木商を始めたとされる。
 屋号は材木屋と称し、家紋は、男子は七宝内に剣十文字、女子は三橘を定規とした。*『鈴木鹿山傳』:8代鈴木ハ兵衛(鹿山)死去の2年後、交流の深かった有志16人が伝記刊行を発起人・武市南風氏(名古屋毎日新聞主幹)に委託して、8代ハ兵衛の波乱万丈の生涯をまとめ、昭和4(1929)年7月5日刊行した。